沖縄返還50周年となる今年。
必然的に沖縄に注目が集まってくる年になります。NHKの朝ドラも沖縄出身の主人公が東京で沖縄料理を広めるため奮闘する物語です。
そんな沖縄のお酒といえば「泡盛」。
15世紀にタイよりその製法が伝わったとされる日本最古の蒸留酒と言われています。その製法も独特で、米を原料にした黒麹で仕込む「全麹仕込み」となっています。
そのため、他の焼酎とは違う独特の風味を持ち、一度飲むとはまってしまう味わいです。
近年は、ビールなどの酒類と同様、若年層のアルコール離れや低アルコール飲料へのシフトを背景に市場が縮小傾向にあります。
泡盛の出荷量も2004年から17年連続で減少しています。
しかし、今年は沖縄に注目が集まる年!
沖縄料理・沖縄のお酒にも注目が集まるのはもちろん、泡盛の認知度も高まっていくはずです!
もともと高度数(30度)がベースのお酒のため、定番の水割りから始まり、炭酸割り、お湯割り…様々な飲み方で楽しめます。
飲用シーンも、お食事と一緒に合わせてもいいですし、単体でじっくりと楽しむのもおすすめ。
今年注目の泡盛、ぜひ一家に1本、揃えておいてみてはいかがでしょうか?
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復活を遂げた、新たな沖縄スピリッツ「IMUGE.(イムゲー)」
かつて琉球庶民がこよなく愛したとされる、甘露と黒糖から造られる酒「芋下(イムゲー)」約100年ぶりに復活!
琉球庶民の愛した酒「イムゲー」
琉球王国時代、米からつくられる泡盛は上流階級の飲む「上の酒」とされ、庶民にとっては大変貴重なお酒でした。
そこで身近な食料として栽培していた甘藷や黒糖などを使い、自家醸造で生まれたお酒が「芋下:イムゲー」。
親族や仲間が集まり、ともに飲み、唄い、踊る。そんな宴の中心にイムゲーはあったのです。
しかし、その後の酒造法施行により、自家醸造されていたイムゲーは大正時代にはほとんど姿を消してしまうのでした。
新たな琉球スピリッツ「IMUGE.」
IMUGE.は地産地消を大原則とし、沖縄県産の芋と黒糖から造られています。
二次仕込みの工程のあとに黒糖を加えて発酵させる「三次仕込み」を行うのが特徴で、このことから酒税法上、焼酎ではなくスピリッツに分類されます。
甘藷に黒糖という現代のお酒には例のない組み合わせによって生まれた独特の味わいで、口に含むと柑橘の爽やかな香りが広がります。
柔らかな甘みも感じられ、アルコール臭さが苦手な方にもおすすめです。
幻の酒復活への挑戦
歴史とともに忘れ去られたイムゲーを復活させようと立ち上がったのが4つの泡盛酒造所。
沖縄の歴史や文化に根差したイムゲーを商品化することで、農業の活性化やまちおこし、酒造業界の発展につなげたいという思いがありました。
専門家の民俗調査で発見されたレシピを基に、現代の技術でお酒をつくる方法を模索。
幻の酒イムゲーを新たな琉球スピリッツ「IMUGE.」として完成させました。